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JAMAICA

Antoine Hillaire(アントワン・ヒレール)とFlo Lyonnet(フロー・リオネ)の2人からなる、2010年もっとも期待されているパリ出身のインディー・ロック・バンドJAMAICA(元 PONEY PONEY)。 今回のアルバムのプロデューサーでもあるXavier de Rosnay(JUSTICE)は、アントワンが高校時代にバンドを一緒にやっていた仲で、PONEY PONEY時代の名曲の1つ『Cross The Fader』のプロデュースやJAMAICAのロゴのデザインもしている。エド・バンガーとのコラボレーションも、もちろんこれだけではない。『I Think I Like U 2』のビデオはエド・バンガーのアート・ディレクターSo MeとMACHINE MOLLEのThomas Juminが手がけ、ロック神話にはつきものの決まり文句や定番を全ていただいた、という感じでJAMAICAの目まいがするような上昇と下降を詳述する内容の面白いビデオになっている。パリジャンで、ギターとエレクトロをフューチャーしたサウンドから、当然のようにJUSTICEやPHOENIXと比べられることが多いのだが、でも、「彼らは僕たちが尊敬しているバンドなんだ。それに、僕らはパリのPhilippe Zdar(CASSIUS)のスタジオでXavier de Rosnay (JUSTICE)とアルバムのレコーディングを行い、そこは実はPHOENIXが『Wolfgang Amadeus Phoenix』をレコーディングしたスタジオでもあるんだ。それに彼らの音楽へのアプローチや、彼らの音楽の完成度も、もちろん尊敬しているよ」と語っている。このアルバムを制作する上で、「プロダクションの奴隷のようにはなりたくなかったし、とにかくヴォーカルとギターが良く聴こえるようにすることを一番重要視した。」とのこと。こうした彼らの努力が、このデジタル世代向けの最強ロック・アルバムだともいえる『NO PROBLEM』に凝縮されている。FUJIROCK FESTIVAL ‘10へも出演し、アルバム発売前にも関わらず超満員と大歓声で迎えられ、レッドマーキーを熱狂の渦に巻き込んだ。今年の夏にはSONIC MANIAへの出演も決定している。